院長の独り言 329 ; 石川歯科40周年のサプライズ・パーティー
4月21日(土)、仕事が終わった後、石川歯科医院開業40周年のお祝いをしました。
スタッフ一同が、私に秘密にして、準備をしてくれていたのです。
祝賀会を行ったお店は、鉄板焼きの八王子うかい亭です。
お祝いの豪華な花束とネクタイ(エルメス)を2本、プレゼントして貰い、感謝の気持ちで一杯になり、ついホロリとしてしまいました…。
30歳を過ぎた当時、研究者として一生、大学で働くか、思い切って歯科医院を開業するか、『人生の岐路』と云うヤツに立っていたので、内心、いろいろと悩んでいました。
大学では運良く、若くして講師になっていたので、自分としては教室の居心地が良かったのです。
なにしろ、恩師である教授には可愛がられており、その上、研究もすこぶる順調で、大学から外に飛び出して、世間の荒波に揉まれるのが、正直、不安でした。
しかし、レールの引かれた『ぬるま湯』状態と思っていた事も確かでした。
家内の考えは『自分の思った通りにして欲しい。あとで後悔しないように。どちらでも協力するから』との事。
思案の結果、八王子の繁華街の八日町で、昭和47年の12月、街は新年を向かえる準備で、騒々しい中での開業。
ドキドキしながらのオープンでしたが、その後、40年間はアッと云う間に経ってしまいました。
歌の文句ではありませんが、ただ、ただ、時の流れの速いのに驚愕しています。
鉄板焼きを、若いスタッフと愉しんでいる自分が、あと何年間くらい診療が出来るのか、皆目見当もつきません…。
あらためて、歯科医師人生の残りの時間を、頑張らなければと思っています。
現在、息子を頭に、若い人達がチーム(ドクター、衛生士、受付)を組んで、素晴らしい治療結果を出しています。
40年前には、とても治癒の望めなかった症例でも、今は、普通に治る時代になっています。
小生は…と云うと、昔からの患者さん相手に、ゆっくり時間をかけて、丁寧な治療を行なっています。
20年前、一日50人以上の患者さんの治療をしていたのが、ウソのようです…。
40周年は、ひとつの過程だと思っていますので、今後とも、末永くよろしくお願い致します。
それにしても、女性スタッフが選んでくれたネクタイの柄が、ヒツジとハートマークでした。
70歳オーバーの小生には、少し派手じゃないですか?
気持ちも若返って、大切に使わせて頂きます!
スタッフのみんな、いつも本当に有難うね!